【徹底解説】ITSS(ITスキル標準)とは?7段階レベル・11職種とスキルマップ活用法

ITSSとは、高度IT人材育成を目的として作成された、教育・訓練を行う際の指標です。IT領域のサービスを提供する上で必要となるスキルが体系化されています。「IT Skill Standard」の略称であり、「ITスキル標準」とも呼ばれます。経済産業省とIPAが策定したITSSは、7段階のスキルレベルと11職種を体系化し、人材育成やキャリア形成の尺度として機能しています。
本記事では、ITSSの定義や背景、7段階のレベルと11の職種を整理。さらにITSSのフレームワークを自社のスキル体系に落とし込む際に必要となるスキルマップの作成・活用法 も解説します。
ITSS(ITスキル標準)の定義
ITSS(IT Skill Standard/ITスキル標準)は、経済産業省とIPAが共同で策定したIT人材向けの能力評価指標です。IT関連の職種・スキルを体系的に整理し、企業が人材育成やキャリア形成の”ものさし”として活用できる枠組みを提供しています。
ITSSでは、IT領域の職種を11種類に分類し、それをさらに35種類の専門分野にわけて定義しています。その上で個人の能力や実績に基づいた、7段階のレベルを設定しています。各スキルとキャリアの段階が細分化されており、企業が人材育成の指標として活用する場合はキャリアフレームワーク(下図を参考)を使って管理されます。
また、ITSSは単なる教育・訓練のための基準ではなく、人材育成計画、キャリア設計、人事評価の基盤 として活用可能な仕組みです。企業視点では「どの人材をどこまで育てるか」を定量的に示す指標であり、従業員視点では「自身の市場価値や次に学ぶべきスキル」を把握するためのベンチマークとなります。
ITSSが策定された目的と背景
IT産業の急速な発展を背景に、IT関連企業では高度な専門性を持つ人材が求められるようになりました。多様化する顧客ニーズを満たして企業としての競争力を強化するために、多くの企業が高度IT人材の育成を、さらには育成を可能にする社内体制の構築を目指しました。
また、当時の日本政府も、国家戦略の一環としてIT産業の発展を推し進めていました。高度IT人材の育成は、その重点課題の一つに挙げられていました。
人材育成を効果的に進めるには、ロールモデルとなるキャリアパスを明らかにし、その過程で身に付けるべきスキルを定義する必要があります。しかし、当時のIT産業においては実用性のあるスキル指標が存在しませんでした。そこで策定されたのがITSS(ITスキル標準)なのです。
ITSSの7段階レベルを自社のスキル管理に落とし込むには、システムでの運用が便利です。
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ITSSと他のITスキル標準の違い
ITSS以外にもIT人材に関するスキル標準があります。それらのスキル基準(UISS[情報システムユーザースキル基準]・ETSS[組み込みスキル標準]・CCSF[共通キャリア・スキルフレームワーク])とITSSの違いを以下にまとめています。
- ITSS:「ITサービス提供者視点」 に立った標準であり、ITベンダーやSIer、IT部門を抱える大企業でとくに有効
- UISS:企業の「ユーザー部門」で必要なスキルを整理するのに適する
- ETSS:組み込み開発に適する
- CCSF:全体的なスキル体系の横断的な整理に適する
なお、UISS・ETSS・CCSFの簡単な説明は下記に記載しています。
UISS(情報システムユーザースキル標準)
UISSとは、「Users’ Information Systems Skill Standards」の略で、企業がITシステムを活用する際に必要となる人材スキルを体系化した基準指標です。
ETSS(組み込みスキル標準)
ETSSとは、「Embedded Technology Skill Standards」の略で、組み込みソフトウェアの開発に必要となるスキルを体系化した指標です。対象は組み込み系ソフトウェア開発技術者に限定されています。
CCSF(共通キャリア・スキルフレームワーク)
CCSFは「Common Career Skill Framework」の略で、IT関連業務にかかわるあらゆる人材のスキルや知識を体系化した基準指標です。CCSFでは、「タスク(業務)モデル」「人材モデル」「スキルモデル」の3側面からスキル標準が網羅されています。これまでIT人材の育成ではITSS、UISS、ETSSといった複数のスキル標準を別々に管理していましたが、CCSFにより必要なスキル標準をカスタマイズできるようになりました。
ITSSにおける「スキル」の定義
高度IT人材に求められるスキルは、IT技術に関するものだけではありません。専門技術についての知識・資格を有している人であっても、必ずしも実務能力があるとは言えません。高度IT人材には、ITに関する専門的な知識や技術に加えて、コミュニケーション能力はもちろん、リーダーシップ、プロジェクトマネジメント、後進への教育・指導に関する能力など、幅広いヒューマンスキルが求められるのです。
そのため、ITSSでは、全ての職種に共通するスキル項目として「ヒューマンスキル」が盛り込まれています。さらに独自の「達成度指標」を設けており、実務における経験や実績を客観的に評価しています。
ITSSが規定する7段階のレベル評価
ITSSにより分類された11の職種と35の専門分野(横軸)に対し、縦軸には7段階のレベルが設定されています。評価指標としては、「情報処理技術者試験」の合格などと合わせて、スキルの習熟度合や実務経験、実績などの「達成度指標」が定められています。
ここで設定されているレベル評価は、レベル3までの人材は「個人としての遂行力」が求められますが、レベル4以降では「周囲をリードできる力」が必須になります。
なお、企業が人材育成に活用する場合は、自社で求める人材像をどのレベルに設定するかを明確にすることが重要です。たとえば「PM候補は最低レベル4」「専門領域のリーダーはレベル5以上」といった基準を設定することで、育成投資の優先順位や人材配置の判断がしやすくなります。
| レベル | 概要 | 説明 |
|---|---|---|
| レベル1 | 基礎知識保有 | 情報技術に携わる者に最低限必要な基礎知識を有する。自らのキャリアパス実現に向けて積極的なスキルの研鑽が求められる。 |
| レベル2 | 基本知識・技能保有 | 上位者の指導の下に、要求された作業を担当する。プロフェッショナルとなるために必要な基本的知識・技能を有する。 |
| レベル3 | 独力遂行 | 要求された作業を全て独力で遂行する。プロフェッショナルとなるために必要な応用的知識・技能を有する。 |
| レベル4 | 課題解決のリード | 専門分野が確立し、独力で業務上の課題の発見と解決をリードする。後進育成にも貢献し、社内ハイレベルプレーヤーとして認められる。 |
| レベル5 | 社内でのビジネス創造 | 社内においてテクノロジやメソドロジ、ビジネスを創造しリードする。企業内ハイエンドプレーヤーとして認められる。 |
| レベル6 | 社内外でのビジネス創造 | 社内外においてテクノロジやメソドロジ、ビジネスを創造しリードする。国内ハイエンドプレーヤーとして認められる。 |
| レベル7 | 世界水準 | 社内外において先進的なサービスの開拓や市場化をリードした経験と実績を有し、世界で通用するプレーヤーとして認められる。 |
ITSSが分類する11の職種
ITSSでは、IT産業における職種を次の11種類に分類しています。
| 職種 | 説明 |
|---|---|
| 1. マーケティング | ITを駆使して市場動向の分析や予測を行い、事業戦略・投資計画などの立案・実施をする。 |
| 2. セールス | ITを通じて顧客とのビジネスを広げる。顧客の課題解決に導く提案や新サービスの提案を通じて新しいビジネスを展開する。 |
| 3. コンサルタント | 顧客のビジネスに対して助言・提言を行い課題解決を助ける。IT投資やIT戦略の計画策定・経営判断への支援が求められる。 |
| 4. ITアーキテクト | アーキテクチャ(基本構造)の設計を行う。設計通りのソリューション構成か、技術リスクがないかの評価も実施する。 |
| 5. プロジェクトマネジメント | ITビジネスにおける製品・サービスの提案から納品までのマネジメントを行う。品質・コスト・納期の監視も担う。 |
| 6. ITスペシャリスト | 顧客に最適なITシステムの設計・構築・導入・運用保守を行う。納品後の回復性・可用性にも責任を持つ。 |
| 7. アプリケーションスペシャリスト | アプリケーション開発やパッケージ導入の専門技術を活用し、設計・導入・保守を実施する。導入アプリの品質に責任を担う。 |
| 8. ソフトウェアデベロップメント | マーケティング戦略に基づいたソフトウェア製品の開発を行う。開発したソフトウェアの実効性・機能性・信頼性に責任を担う。 |
| 9. カスタマーサービス | 顧客のITシステム基盤管理・サポート・ITインフラの設計・構築・導入・運用を行う。ITに関するあらゆる困りごとに対応する。 |
| 10. ITサービスマネジメント | ITサービス全体を取りまとめる。安定稼働やサービスレベル向上を目指し、システムの稼働状況の情報収集・分析・運用管理を行う。 |
| 11. エデュケーション | IT人材を育成する。研修カリキュラムの策定・運営・評価など人材育成全般を担う。高度な知識や経験が必要。 |
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ITSSにおけるキャリアパス
ITSSのキャリアフレームワーク
ITSSのキャリアフレームワークでは、横軸が11の職種と、それぞれの職種に必要な35の専門分野を表しています。
一方、縦軸は能力レベルを表しています。
レベル1~2ではITスペシャリストなどの限られた職種でしか活躍できませんが、レベル4以上になるとコンサルタントやアーキテクトも含む全ての職種に対応できることが分かります。

このキャリアフレームワークを基に、キャリアパスを描きます。たとえば、プロジェクトマネジメントの職種につくためには、以下の選択肢が考えられます(下図)。

①レベル3の段階ですぐにプロジェクトマネジメントになる
②レベル5までアプリケーションスペシャリスト、あるいは、ITスペシャリストとしてキャリアを積んでからプロジェクトマネジメントになる
③レベル4〜5のコンサルタントやITアーキテクトとしてキャリアを積んだ上でプロジェクトマネジメントになる
なお、この図では、表現が複雑になることを回避して、職種転換の前後でレベルに変化をさせていません。しかし、実際には、転換後の職種では経験不足を理由にレベルが下がることが一般的です。職種転換で同じレベルを維持するには教育が必要となります。
キャリアフレームワークの「空白のレベル」に注意
キャリアフレームワークでは、職種や専門分野によって下位レベルや上位レベルが空白となっている箇所があります。
たとえば、コンサルタントでは、レベル4~7が設定されており、下位レベルの1~3が空白です。一方、ITスペシャリストでは、レベル1~6までしか設定されておらず、上位のレベル7が空白です。一見、「コンサルタントの方がITスペシャリストより価値がある」「役職として上である」という風に見えるかもしれませんが、そういう意味ではありません。コンサルタントとITスペシャリストではそもそも求められる役割が違います。それぞれの職種で活躍するために必要なレベルが設定されているだけです。
キャリアフレームワークでは、人事制度における「役職のレベル」を示しているわけではないことに注意しましょう。
ITSSと情報処理技術者試験の各種資格
IPA独立行政法人情報処理推進機構が、各種資格の情報処理技術者試験を用意しています。ITSSのスキルレベルはそこで示されています。なお、企業は資格取得をキャリア評価と連動させることで、従業員のモチベーション向上へとつなげることができます。
たとえば、新入社員がITパスポート(レベル1)を取得し、数年後に基本情報(EF)(レベル2)→応用情報(レベル3)と進む流れは、従業員のキャリアステップを見える化する典型例 と言えます。このような資格取得によるキャリアパスの歩みを評価と結びつけることは重要です。
ITSSレベル1相当 ITパスポート試験
情報処理技術者試験のうち、最も簡単なエントリーレベルの資格がITパスポート試験です。ITSSレベル1に相当します。「情報処理の促進に関する法律」に基づいて経済産業大臣が実施する国家試験です。
テクノロジ系(IT技術)、マネジメント系(IT管理)、ストラテジ系(経営全般)の3つの分野があります。
- 試験時間 120分
- 出題形式 多肢選択式(四肢択一)
- 出題数 100問(小問形式)
ITSSレベル2相当 基本情報技術者試験(EF)
基本情報技術者試験は、ITエンジニアの基礎資格と呼ばれています。合格するとITSSレベル2に相当します。
ITを活用したサービス、製品、システム、および、ソフトウェアの作成に必要な基本的知識・技能、実践的な活用能力に関する試験です。
科目A
- 試験時間 90分
- 出題形式 多肢選択式(四肢択一)
- 出題数 60問
科目B
- 試験時間 100分
- 出題形式 多肢選択式
- 出題数 20問
ITSSレベル3相当 応用情報技術者試験(AP)
ITSSレベル3相当とされる応用情報技術者試験は、IT人材として数年の間キャリアを積んでから受験するケースが一般的です。
応用情報技術者試験の対象者は「高度IT人材としての方向性を確立した者」です。今後のキャリアの方向性を十分に考慮してから受験しましょう。
午前
- 試験時間 150分
- 出題形式 多肢選択式(四肢択一)
- 出題数 80問
午後
- 試験時間 150分
- 出題形式 記述式
- 出題数 11問
ITSSレベル4以上に相当するその他の試験
ITストラテジスト試験、システムアーキテクト試験(SA)、プロジェクトマネージャ試験、ネットワークスペシャリスト試験、データベーススペシャリスト試験、情報セキュリティスペシャリスト試験、ITサービスマネージャ試験などがITSSレベル4以上に相当する試験です。
ITSSレベル1から3までは知識の習得状況の確認が優先されますが、レベル4より実務能力が見られるようになります。
ITSS+(プラス)とは?
ITSS+(プラス)は第4次産業革命に必要なITスキルを強化するために策定された新しいITスキル標準です。
ITSSがIT専門職の職種・レベルを体系化した基本標準であるのに対し、ITSS+はその拡張版として、AI・IoT・セキュリティなど新領域のスキルを補完します。
ITSS+は、ITSSだけではカバーしきれない新領域のスキルを評価・育成したい企業・人材に特に有効です。
DX推進部門・データ活用部門・セキュリティ担当者など、新技術への対応が求められる人材の育成計画に活用できます。
ITSS+の目的
ITSS+は、第4次産業革命において必要とされるスキル人材を強化するために策定されました。
新たな人材に加え、既存の領域内のIT人材への「学び直し」の指針としての活用も期待されています。
ITSS+の領域
ITSS+では、ITSSの領域に加えて、新たに4つの領域が展開されています。
セキュリティ領域
企業のセキュリティ対策に必要となるスキル領域
データサイエンス領域
大量のデータを分析し、その分析結果を活用するために習得しておくべきスキル領域
アジャイル領域
新たな開発に関する領域
IoTソリューション領域
あらゆるモノがセンサー等で相互に接続された社会(IoT社会)で新たなビジネスを創出するスキル領域
ITSSを組織で運用する際のポイント
ここまで、ITSSの概要についてご紹介してきました。では実際、ITSSを企業で効果的に運用していくためには、どのようなポイントを抑えればよいのでしょうか。
①導入する目的を明確にする
ITSS活用の目的は企業によってさまざまです。そのため、まずはITSSを使用する目的を明確にします。ITSSはあくまでもITスキルに関する「ものさし」にすぎません。導入の際は経営戦略に基づき、明確な目的をもって活用する必要があります。
②経営陣と社員が一緒にプロジェクトを進める
ITSSを導入する際は、社内プロジェクト化して経営陣と従業員とが一緒になって進めることが理想です。
トップダウンで行うことも可能ではありますが、人事や総務、経営企画などはもちろん、実際に教育や研修を行うことになる現場の開発、営業メンバーも含め、部署横断的なプロジェクトとして実施することをおすすめします。
プロジェクトに関わる従業員が当事者意識を持って取り組むことで、運用による成果が一層高まります。
③スキルマップを使って継続的に運用する
ここまで見てきたように、ITSSはDX人材や高度IT人材のキャリア形成や教育計画を進めるための強力なフレームワークとなりえます。しかし実際に自社で導入しようとすると、「自社の職種やスキル体系にどう落とし込むか」が大きな課題となって立ちはだかります。
この課題を解決するのがスキルマップ です。スキルマップでは、職種ごとのスキルを可視化し、ITSSの枠組みを自社向けにカスタマイズできます。まずは「スキルマップ入門」を無料ダウンロードして、具体的な活用イメージをつかんでください。
ITSSを活用した効果的な人材育成
ITSSを活用して効果的な人材育成を行うためのポイントをご紹介します。
①経営戦略に基づいた人財戦略(育成・採用の方針)を策定する
ITSSに基づいた人材育成を行うには、経営戦略に沿った人材戦略(育成や採用に関する方針)を明確にしておくことが重要です。
たとえば、企業としての10年後の姿を思い描いてみましょう。このとき「思い描いた姿」に達するためには「今、どんな人材が必要か」であったり、「どんなスキルが足りていないか」であったりが明確になります。明確になった「不足人材やスキル」を育成・採用計画に落とし込みます。
②研修ロードマップを活用して計画的に育成を行う
ITSSでは、職種や専門分野ごとに必要とされるスキル・知識項目が整理されており、そのスキル・知識を効率的に習得していくための「研修ロードマップ」が作られています。この研修ロードマップを使い、経営戦略と人材戦略に沿った教育・研修メニューを作成しましょう。
このとき、スキルマップを使って「今、誰がどのスキルを有しているか」を把握することは効果的です。スキルマップで把握したスキル状況に基づき、研修ロードマップを活用して、中長期的な育成計画を作成します。
製造業におけるITSSの活用
製造業でのITSS活用背景
工場DXの推進により、製造業の情報システム部門やDX推進部門でもIT人材の育成が急務となっています。
「社内にどのレベルのIT人材がいるか把握できていない」「DX推進に必要なスキルを持つ人材がいるかわからない」といった課題を抱える製造業企業が増えており、ITSSをベースにIT人材のスキルを可視化・標準化しようとする動きも出てきています。
製造業でのITSS活用シーン
- DX推進部門・情報システム部門のIT人材のスキルレベルを把握する
- 資格手当・等級制度にITSSレベルを連動させる
- OT(制御技術)とITの両方を持つ人材を特定・育成する
製造業特有の課題とITSSの限界
ITSSはIT産業向けに設計されており、製造技術・品質管理・設備保全など製造現場固有のスキルはカバーしていません。
また職種・レベルの定義がやや抽象的なため、自社の業務に 落とし込む際には独自のカスタマイズが必要になります。Skillnoteは、ITSSのレベル体系をベースにしながら、自社の職種・スキル項目・評価基準を自由にカスタマイズして登録できます。(製造業での、現場に合わせたスキル体系整備の支援実績あり)
まとめ
この記事では、ITSSについて以下の内容を解説しました。
- ITSSはIT人材のスキルを7段階・11職種で体系化した指標で、経済産業省・IPAが策定
- レベル3までは「個人としての遂行力」、レベル4以降は「周囲をリードする力」が求められる
- 情報処理技術者試験(ITパスポート・基本情報・応用情報など)とレベルが対応している
- 組織で運用する際は、経営戦略に基づいた目的の明確化と、スキルマップを使った継続運用が重要
- ITSS+は新技術領域(セキュリティ・データサイエンス・アジャイル・IoT)への「学び直し」の指針として位置づけられている
- 製造業においても、DX推進部門・情報システム部門のIT人材育成や資格手当・等級制度との連動にITSSが活用されるケースが増えている。ただしITSSは製造現場固有のスキルはカバーしないため、自社の業務に合わせたカスタマイズが必要
- ITSSレベル4の一覧は?
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レベル4以上に該当する資格は以下です。
- ITストラテジスト試験
- システムアーキテクト試験(SA)
- プロジェクトマネージャ試験
- ネットワークスペシャリスト試験
- データベーススペシャリスト試験
- 情報セキュリティスペシャリスト試験
- ITサービスマネージャ試験 など
- ITSSは何の略ですか?
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ITSSとは、高度IT人材育成を目的として作成された、教育・訓練を行う際の指標です。IT領域のサービスを提供する上で必要となるスキルが体系化されています。「IT Skill Standard」の略称であり、「ITスキル標準」とも呼ばれます。

執筆者
スキルマネジメントMagazine編集部
スキルマネジメントMagazineは、製造業における業務に関する基礎知識から人材育成・人材活用を促進するスキルマネジメントについて発信する専門メディアです。Skillnote が運営し、数多くの製造業における人材育成・力量管理の支援を通じて蓄積してきたノウハウをもとに発信しています。

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